家づくりをスタートする際に、まず必要になるのが「土地」。
家を建てれば長く住むことになるため、土地選びは妥協できません。
とはいえ、どうやっていい土地に出会うの?
今回は土地探しからお考えの方に向けて、土地を探す方法や見極めポイントをお伝えします。
元大手住宅メーカー&不動産会社勤務のかしゆうが、プロの目線で解説します!
土地探しの事前準備
まずは、土地探しの前にしておくことを見ていきましょう。
エリアと予算を決める
土地探しをするなら、まずは以下の3つを決めます。
- エリア
- 予算
- 土地の条件
子育てがしやすい環境がいいのか、それとも利便性が高い場所がいいのか。
通勤や通学はしやすいか、家は平屋か2階建てかなど、家庭の方針に合わせて決めていきます。
希望エリアで予算オーバーする場合は、エリアを広げたり、条件を見直したりしましょう。
広いリビングに広いお庭、憧れるな~
土地の面積は限られているため、優先順位をつけることをおすすめします!
土地の基礎知識を知る
土地は「用途地域」や「防火地域」など、建物の種類によって使える土地が分けられています。
例えば「第1種中高層住居専用地域」の「準防火地域」だと、家は建てられますが、窓などの選択肢が「準防火仕様」でないといけないといった制限も。
わが家も制限があったよ!
また、土地の「建ぺい率」「容積率」によっても建てられる家が変わります。
ほかにも建築制限はさまざま。難しいので、分からない場合は詳しい人に聞きましょう。
土地の探し方4選
土地探しと聞いて、まずインターネットで探すという方が多いのではないでしょうか。
実は土地を探す方法は、インターネットだけじゃないんですよ
ここからは、土地の探し方を4つ解説していきます。
各方法にはメリット・デメリットがあるため、自分に合った方法で探していきましょう。
インターネットで探す
まずは、手軽なインターネットで探してみましょう!
インターネットで検索すれば、不動産ポータルサイトや不動産会社が運営するサイトなどが出てきます。
情報量が多いのがメリットですが、最新でない情報が載っているため注意しましょう。
ネットに出回らない土地もあるため、土地の相場を把握するために利用してみるのもいいかもしれません。
不動産会社に依頼する
土地といえば不動産会社。
希望エリアの不動産会社に直接相談して、土地を探してもらうという方法も。
ネットに未公開の情報も教えてもらえるかもしれません!
ただし、不動産会社にも得意不得意や、どこまで希望に応えてくれるかといった問題があります。
依頼する際は、不動産会社の実績も調べておきましょう。
自分の足で探し回る
住みたいエリアが決まっている場合は、休日を利用して空地や売地がないか探してみるのもおすすめ。
気になる土地があれば、不動産会社に問い合わせると詳細を教えてもらえます
希望の土地が見つからなくても何度か足を運ぶことで、住むエリアの実際の雰囲気や治安を知れるのもメリットです。
ハウスメーカーに依頼する
ハウスメーカーも、自社で建てる住宅用に土地を保有しているケースがあります。
家づくりと土地探しを同時に行えることや、土地に合った設計プランを提案してもらえることがメリットです。
検討中のハウスメーカーに相談してみましょう
わが家もハウスメーカーに土地が見つかれば建てるって伝えて探してもらったよ!
理想の土地を見つけるコツは?
土地って一生を左右するものだから、決めきれない!
スムーズに土地を決めるために大切なことは、以下の2つです。
- 暮らしのイメージを固める
- 悩んだら第三者に相談する
それぞれ見ていきましょう。
暮らしのイメージを固める
運命の土地に出会うのを待っていて、気付けば2年が経過……。
なんてケースも多々あります。
急がない方であれば問題ないかもしれませんが、子どもの入園・入学のタイミングなども考慮すると、決断する気持ちを持っておくことも大切です。
土地の周辺環境や子育て環境などから譲れない条件を洗い出してみましょう。
理想の暮らしをイメージし、実現できる土地の条件に優先順位をつけながら探すことをおすすめします。
“家族にとってのいい土地”を探していきましょう
土地探しに悩んだらプロに無料相談してみよう
いくつか候補の土地が見つかって、どれにしよう?この土地で本当に大丈夫?と不安になる方は少なくないはず。
そんな方は、第三者による土地チェックも検討してみてください。
公式LINEでは、元大手ハウスメーカー&不動産会社勤務で豊富な経験を持つかしゆうが気になる土地を無料でアドバイスしています。
ハウスメーカーと優秀な営業マンをご紹介後、候補の土地に問題点がないかなどチェック。
私も先に相談したかったな~
このほかにも、見積りチェックや間取り添削も行っています。
土地探しだけでなく、家づくり中は最大限に活用してください!
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土地選びの見極めポイント4選
ひと言で土地といっても、しっかり選ばなければ「こんなはずじゃなかった」と後悔する原因になりかねません。
土地選びでは、ポイントを押さえて失敗を回避しましょう!
ここからは土地選びの際に押さえておきたい見極めポイントを4つご紹介します。
ポイント1.立地
地図上で見た立地だけでなく、実際の生活を想定した周辺環境をチェックします。
具体的には以下の通りです。
- 最寄りの公共交通機関の時間や距離
- スーパーやコンビニの充実度
- 学校や病院、公園などの数や距離
- 交通量や治安の良し悪し
- 騒音や異臭トラブルはないか
気になる土地は昼間だけでなく、朝や夜など時間を変えて様子を見に行ってみることも大切です
ポイント2.形状と方角
土地の形と方角は日当たりや風通しにも影響するため重要なポイントです
南向き・東向きの土地は日当たりがいいとされるため人気が高く、価格も高くなりがち。
しかし、北向きはリビングを南側にすればプライバシー性が高まり、西向きは午後の日当たりがいいため洗濯物がよく乾くなど、それぞれ一長一短です。
形状は、旗竿地や台形などの不整形地が不人気な傾向があります
しかしこちらも、設計でカバーすれば価格を抑えて希望のエリアに住めるかもしれません。
土地の形状と方角にも着目して、ベストな土地を選びましょう。
ポイント3.高低差
見落としがちなのが、土地の高低差です
例えば土地が道路より低いと、水害に巻き込まれる危険性や、盛土工事などの追加費用がかかる可能性も。
逆に土地が道路より高いと、バリアフリー化しにくかったり、建物の高さに制限ができたりします。
駐車場や外構、間取りにも影響するため周辺道路の高低差は要チェックです。
ポイント4.災害リスク
自然災害が増えている今だからこそ、災害リスクもしっかり確認しておきたい項目。
市町村のHPからハザードマップが確認できます!
大切な家を守るためにも、浸水や土砂崩れ、液状化の恐れがないかなど、あらかじめ調べておくことが大切です。
まとめ:理想の土地から家づくりをスタートさせよう!
家づくりにおいて、欠かせないステップである土地探し。
自分の足や不動産会社、ハウスメーカーを駆使して、理想の土地を探しましょう。
一生住む土地だからこそ、知識を持って後悔しない土地か見極めることが大切です。
土地や家づくりに迷ったら、いつでも公式LINEから相談してくださいね。